昨年度、当JAの食農教育の目玉としてスタートした「どろんこキッズスクール」が、第2期生を迎え、5月22日に開校しました。今年度は、9つの小学校から19人の5・6年生が参加。第一回目となるこの日は、開校式と田植えが行われました。
開校式では、スクール生一人ひとりが自己紹介を行い、抱負を語りました。
その後、田んぼに立てる看板を作成!みんなの手形が入ったオリジナルの看板を作りました。次回のスクールで田んぼに立てに行く予定です。今から楽しみですね!
いよいよ田んぼへ移動!昔ながらのわくを転がして行う田植えにチャレンジしました。
みんな、慣れない田んぼに足を取られそうになったけど、1株1株ていねいに植えました。JAの新採用職員のみなさんも田植えにチャレンジ!初めて田植えをする職員もいましたが、子どもたちと楽しく行いました。
田んぼ一面にみんなが植えた苗が広がりました。これからの稲の生長、子どもたちの成長が楽しみでなりません。
どろんこキッズスクールは毎月1回、11月まで活動を行う予定です。農業体験と調理体験を中心に、子どもたちと楽しく、いろいろな経験をしたいと思います。
田植えから約1ヶ月を迎えた6月20日。第2回目となるこの日は、みんなで作った看板を田んぼに立て、生き物調査を行いました。
田んぼには、どんな生き物がいるのか、子どもたちは興味津々!田んぼの中を見渡して、いろいろな生き物を発見しました。
オタマジャクシやカエルをはじめ、豊年エビやミジンコも見つけました!
カエルは、稲を食べる害虫を食べてくれるし、豊年エビやミジンコは、水の中の微生物を食べて肥料にしてくれます。
田んぼには、たくさんの生き物が住んでおり、その生き物たちに助けられながら、自分たちが植えた稲が育っていることを学びました。
次回は7月19日。旬の野菜を使った「カレーライス」づくりに挑戦です!
7月19日、夏野菜をたっぷり使ったカレーライス・野菜サラダづくりに挑戦しました。
この日は、材料選びからスタート!!旬の食材がところ狭しと並ぶ「ベジぱーく」で、班別に買い物をしました。売り場ではたくさんの生産者の方にお会いし、直接お話をすることで、皆さんが野菜を育てるのにたくさんの愛情を注いでいること、野菜を選ぶポイントや調理方法など、たくさんのことを教えていただきました。
購入した食材を見ながら、どんな手順でカレーとサラダを作ったらよいか相談しました。料理の先生(食育サポーター)に助けてもらいながら、どんなふうに切るのか、どの手順で鍋に入れるかなど、手順を作成していざ調理開始です!!
調理手順がまとまった班から、カレーライスづくりを開始。お米も自分たちで研ぎました。かぼちゃが硬くて切るのが大変だったり、玉ねぎを切りながら涙を流した子もいたけど、みんなで楽しく調理が出来ました。
出来上がったカレーライスとサラダは、みんなの努力の結晶!!それぞれの班のカレーの味が全部違っていて、みんなの工夫がたくさん見えました。
ベジぱーくには旬の野菜がたくさん並んでいて、その一つひとつが愛情を込めて作られていることを知り、食べ物をもっと大切にしようと感じた1日でした。
次回は8月7日。大厳寺高原で牛の観察とアイスクリームづくりを行います!!
夏休み真っ只中の8月7日、大厳寺高原で第4回のどろんこキッズスクールが行われました。
現スクール生13人と、3・4年生19人の32人が参加。大草原で放牧されている牛と触れ合いました。最初は黒くておっきい牛にびっくりしましたが、撫でるとやさしくて温かい感触に、子どもたちも癒されていました。
続いて取り掛かったのが「ホットドッグ」づくり。パンにウインナーとキャベツをはさみ、アルミホイルで包みます。これを空の牛乳パックに詰め、直火で焼きます。とっても簡単な作り方ですが、その豪快さに子どもたちも大盛り上がり!ちょっと焦げてしまった子もいましたが、自分で作ったホットドッグの味は格別でした。
デザートには・・・「アイスクリーム」づくりに挑戦!
空き缶に牛乳・生クリーム・さとうを入れ、氷と塩の入ったペットボトルに入れます。ガムテープで口をしっかり閉じたらあとは8分間ひたすら振るだけ!!
この日参加してくれた子どもたちからは、「牛を触るときは怖かったけど、触ってみたら牛が嬉しそうだった」や、「牛に会えたりアイスを作れたり、いろいろな体験が出来て楽しかった」との声があがりました。
次回は9月25日。5月に田植えを行った田んぼに行って、稲刈りと収穫パーティーを行います!!
うららかな秋晴れに恵まれた9月25日、稲刈り&収穫パーティーを行いました。
雨が続きお天気が心配でしたが、どろんこパワー!のおかげでお天気に恵まれ最高の稲刈り日和になりました。
5月にスクール生で植えたイネが大きく成長し、田んぼは一面こがね色。たくさん穂を付けて稲刈りを、今か今かと待っていました。
初めて稲刈りをした子、経験がある子と様々でしたが、どのスクール生も"かま"を持ち一生懸命刈り取っていた姿がとても印象的でした。
雨が続き田んぼは少しやわらかく足元を取られたりしましたが、泥だらけになりながらも1本1本の稲・穂を大切にしながら、丁寧に一生懸命頑張って稲刈りをしていました。
改めて、お米の大切さを感じることができました。
刈り取ったお米は、11月に行われる修了式で食べる予定です。
スクール生が稲刈りを頑張っている間に、この日参加してくれたスクール生のお母さん・食育サポーターの皆さんが、腕をふるったごちそうを作ってくれました。
この日のメニューは、ちらしずしに郷土料理のけんちん汁、米粉を使った鶏のから揚げやスイートポテトなど、旬(季節)の食材をたくさん使ったおいしい料理がずらりと並びました。
作ってくださった皆さんの優しさが伝わり、稲刈りでぺっこぺこになったおなかを満たしてくれ、おなかも心も満足の一日となりました。
次回は10月17日。昔ながらの精米を体験する予定です。
うららかな小春日和の10月17日、第6回どろんこキッズスクールを行いました。今回は、学校行事や地域の行事と重なり、11人の参加となりました。
始めにJAの施設の中里カントリーエレベーターに行って来ました。中里カントリーエレベーターでは、普段めったに入ることが出来ない、250tビンの中に入って来ました。250tビンの中は真っ暗でちょっぴり怖かったけど、貴重な体験をすることができました。
続いて、中里カントリーエレベーターから歩いて3分ほどの所にある、花卉野菜集出荷場に行って来ました。センターではニンジンの選別に挑戦しました。
ニンジンを1本1本計量し、7種類の規格に選別します。計量されたニンジンが規格ごとのコンテナに落ちるたびに、スクール生から大きな歓声が上がっていました。
その後、施設見学後ベジきっちんに戻り、昔ながらの精米体験を行いました。
精米体験では、1升瓶と4合瓶にお米を半分位入れ、ひたすら棒でつつきます。1升瓶チームと4合瓶チームに分かれ、1人3分ずつ交替しながら頑張りました。
スクール生のパワーで棒が折れてしまうハプニングもありましたが、チームで協力し合いながら昔ながらの精米を体験しました。
いよいよ、来月(11/21)は修了式。修了式では、スクール生が9月に刈り取ったお米でおにぎりを作る予定です。
さわやかな秋晴れの11月21日、第7回どろんこキッズスクールを行いました。
5月から始まったどろんこキッズスクールも最終回を迎えました。
始めに修了式を行い、服部教頭がスクール生の名前を1人1人読み上げ、澤口校長から修了証を授与されました。
次に皆勤賞の6名に賞状と記念品が授与されました。
続いて会場をベジきっちんに移し、9月にみんなで収穫したお米。それを昔ながらの方法で精米し、かまどで炊いて3種類のおにぎりを作りました。
また、新ジャガを使ってコロッケ作りにも挑戦し、各班で協力し合いながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。
最後の修了パーティーでのスクール生のことば・・・とっても素晴らしく、立派でした。また一段とスクール生の成長を感じられた一日となりました。
どろんこキッズスクールを通じて皆さんに出会えたこと、一緒に体験出来たこと全てが素敵な思い出になりました。
また皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。