21年度からスタートした「どろんこキッズスクール」が、第5期生を迎え、5月25日に開校しました。今年度は、市内の小学校4年生から6年生の29人が応募。第1回目となるこの日は、小学校の運動会と重なり15人の参加でしたが、開校式と昔ながらの田植え、イチゴ狩りを行いました。
開校式では、スクール生一人ひとりが自己紹介を行い、抱負を元気いっぱいに発表してくれました。
続いて圃場に移動して、わくわく・ドキドキの田植えに挑戦!JAの営農指導員から苗の植え方の指導を受け田植え開始!です。
大きなカエルに歓声を上げながら、慣れない作業に一生懸命取り組んでいました。田んぼの泥でパックをするスクール生も現れ、みんな思い思いに泥の感触を確かめながら、終始笑顔で和やかな田植えとなりました。秋の収穫が今から待ち遠しいです。
続いて、(株)千手のいちごハウスでイチゴ狩りを行いました。
ハウスの中は甘い香りが漂い、鈴なりになっているイチゴにスクール生たちは満面の笑みを浮かべていました。
どろんこキッズスクールは、12月まで活動を行う予定です。「食」と「農」をキーワードに、命の大切さ、十日町の魅力をスクール生に伝えていきたいと思います。また、新採用職員の研修の場として活用しており、新人職員は担任として指導役を担い、子ども達と共に活動を行っていきます。
全9回のスクールを通じてスクール生とたくさんの体験をし、スクール生とともに成長していきたいと思います。
6月15日、第2回目のどろんこキッズスクールを行いました。
今回は、田んぼの生き物調査と野菜苗の植付けを行いました。
5月に田植えをした圃場に行き、生き物調査開始です。田んぼの中、周りにはどんな生き物がいるかスクール生たちは興味津々。おたまじゃくしやカエル、トンボの幼虫にホウネンエビなどを見つけスクール生たちは大喜び。
田んぼにはいろいろな生き物がいて、名前を知らなくても、じっくり見て観察しているだけでも、新しい発見がありました。
続いて川西の圃場に移動して、サツマイモと大豆の植付けを行いました。
初めて見て、使用する野菜苗の移植器に戸惑いながらも、一つひとつ丁寧に植付けていました。
秋の収穫が今から楽しみです。収穫した野菜は、秋の農協祭でスクール生自ら販売予定となっています。
JA夏季展示即売会初日の7月6日、第3回目のどろんこキッズスクールを行いました。今回は、各班オリジナルの米粉餃子とサラダ作りに挑戦しました。
まず始めに各班で、餃子とサラダに入れる食材を相談しました。食材が決まった班から、旬の食材がたくさん並んでいる「ベジぱーく」に移動して、予算1,000円に収まるよう食材を購入しました。
続いて「ベジきっちん」で、米粉を使って餃子の皮作りに挑戦。初めて作る皮作りに苦戦していましたが、丸い皮ができる度に大きな歓声が上がっていました。
餃子の中身は、地場産野菜をふんだんに使ったり、意外な組み合わせの食材を使ったりと、みんなの工夫がたくさん見えました。各班の味が全部違うオリジナル餃子が完成しました。
スクール生が考えたアイデアいっぱいの十日町のご当地餃子。地産地消と地域活性化に繋げて行きたいものです。
第4回目のどろんこキッズスクールを、8月10日に行いました。
厳しい暑さの中、川西地区にある観光農園でスイートコーンの収穫を体験しました。
猛暑の影響でスイートコーンの収穫時期は過ぎてしまいましたが、スクール生たちは広大なとうもろこし畑を縦横無尽に走り回り自慢の逸品を選んでいました。
スイートコーンの収穫後は、スイカやメロン、かぼちゃにトマトなど旬の野菜や果物の収穫体験に挑戦!スクール生たちは爽やかな自然の中で五感を刺激しながら収穫を楽しんでいました。
収穫後はベジきっちんに戻り、もぎたての甘いスイートコーンに満面の笑みを浮かべていました。
次回のどろんこキッズスクールは、9月14日です。お弁当作りと5月に植えた田んぼの稲刈りです。
みんな、元気に参加してくださいね。
爽やかな秋晴れの中、第5回目のどろんこキッズスクールを行いました。
この日は、5月にみんなで田植えをした圃場の稲刈りと、お弁当作りを行いました。
まず始めに"ベジきっちん"でお弁当作りに挑戦!うす焼き卵にハムやチーズ、きゅうりなど色鮮やかな手綱寿司を完成させました。
田んぼに移動して稲刈りに挑戦!です。
JAの営農指導員から鎌の持ち方や縛り方を教わり稲刈りの開始です。1株ずつ丁寧にザックザックと手ごたえを楽しみながら、黄金色に実り穂を垂らした稲を手に収穫の喜びを体感しました。
稲刈り終了後は"ベジきっちん"に戻り、オリジナルお弁当を完成させました。
今回のスクールを通して、収穫の喜びなどを、農業のすばらしさ大変さを感じ、食に感謝することの大切さを学びました。
第6回目のどろんこキッズスクールを10月12日に行いました。
この日は、6月に植付けをしたさつまいもの収穫体験に挑戦しました。
スクール生たちは大きなさつま芋が掘り出されると、歓声を上げながら、もっと大きなさつまいもを求めて夢中になって作業に取り組みました。
スクール生からは、「たくさん採れて楽しかった」「深い所にあって驚いた」と笑顔で話していました。
収穫後は"ベジきっちん"に戻り、蒸かしたさつまいもと、葉柄で作ったきんぴらを試食しました。さつまいもの葉柄を始めて食べたスクール生らは満足感いっぱいの表情でした。
収穫した野菜は、10月26日に開催されるJAの農協祭でスクール生自ら販売する予定です。
第7回どろんこキッズスクールが10月26日に開催されました。
JA本店にて開催された農協祭で、スクール生たちが収穫した米と野菜の販売体験を行いました。
スクール生たちは慣れない接客に戸惑いながらも、スクール生自ら植付け、収穫した米と野菜を自信をもって販売していました。スクール生の中には、販売ブースを飛び出し米やさつまいもを手に持ち行商に出掛け、「いらっしゃいませ。私たちが作ったお米と野菜です。おいしいですよ」と大きな声を上げて販売していました。
スクール生らの元気な声や笑顔に引かれ集まった来場者に直接手渡しで販売することができ、栽培したものがお金になる喜びを体験し、消費者に届ける気持ちを感じることができ嬉しそうな笑顔を見せていました。
販売体験終了後、「ベジきっちん」に移動して調理体験を行いました。収穫した農産物と地場産野菜等を取り入れたメニューに、スクール生たちは旬を味わい、地元食材を再発見することができました。
11月9日第8回どろんこキッズスクールを行い、みそ作りに挑戦しました。
普段食べているみそがどのように作られているか、スクール生たちは興味津々の様子でした。
昔はどこの家庭でも作られていたみそですが、最近は作られる家庭が減ってきました。米や大豆を使った昔ながらのみそ作りを体験することで、新たな発見があったことと思います。
スクール生たちは完成させたみそを持ち帰り、各家庭で味わってもらいます。
次回はいよいよ修了式です。修了式では8ケ月間の思い出を振り返り、温かい修了式を行いたいと思います。
今期最後となる第9回どろんこキッズスクールが、12月21日に開催されました。
5月から始まったどろんこキッズスクールも最終回となり、修了の日を迎えることができました。
初めにベジきっちんで調理体験を行い、スクール生たちが栽培したお米で"おにぎり"と、秋に収穫した芋類や地元食材を使ったお弁当を作りました。
続いて会場を移動して修了式を行いました。澤口校長から一人ひとりに修了証書と収穫したお米が手渡されました。
修了パーティーでは、スクール生と担任として指導にあたった新人職員が、8ケ月間を振り返り思い出に残ったことを発表しました。堂々と発表したスクール生がたくましく見え、成長を感じることができました。
どろんこキッズスクールは、たくさんの方々に支えられ実施されています。26年度も地域に根ざした活動を展開できるように努めていきたいと思います。