今月の農業人

地域の酪農を支える 三代目の挑戦

原町  鈴木 尚貴さん(32)

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実家の酪農を小学生から手伝っていた尚貴さんは、中学校、高校の時には自分も酪農の道へと進む決心をし、高校卒業後は酪農の専門学校がある北海道へ就学しました。

卒業後22歳で実家の鈴木牧場へ就農し、尚貴さんで3代目となります。

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鈴木牧場は1代目の祖父重雄さんが始め、昭和58年には本州の中で一番乳量を出し、優良な成績をおさめたこともある牧場です。

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この秋10月26日に行われた『共進会』というホルスタインの美しさを争うコンテスト(品評会)が開かれ
鈴木牧場では牛の"レコード M ソロモン エアー"を連れて尚貴さんが参加しました。

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結果は育成牛部門で見事チャンピオンとなりました。

尚貴さんの祖父の代から品評会に参加していて、父で2代目の正さんが改良を進め共進会でも勝てる牛をつくりあげました。

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現在は尚貴さんも後を継ぎ「種牛選び」から「育成」まで行っています。
「餌や育て方で牛の体格や性格まで変わってくる。良い成績を取れる牛は乳の出方なども良くなり、いい子に育つんですよ」と話す尚貴さん。

昨年も育成牛部門の1位を獲得しており、新潟では3年連続で1位を獲得した牧場はないので、来年また1位を取り3年連続チャンピオンを狙っています。


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また、5年ごとに開かれる全日本ホルスタイン共進会という「全国の品評会」で、3年前新潟県代表で参加した尚貴さん。「その時の経験を生かして2年後に行われる全国の品評会に参加し上位入賞をしたい」と目標を語ってくれました。


鈴木牧場の牛乳は地元のジェラート店でも使用されていて、その生乳を使って作った「プラチナミルク」は大人気。地元での信頼度も抜群です。


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「毎朝牛舎に来るのが楽しみなです」と笑顔を見せる尚貴さん。

 その目は牛への愛情にあふれていました。

                                            2018.12月号

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