管内の田植えも最盛期を過ぎ、まもなく終わりますね。
大昔の話を一つ
農機具が普及し始めたのは昭和35年(1960年)以降になりますが、それ以前は当然のように人畜で耕耘代掻きを行い、田植えも人手に頼っていました。
農作業の目安も草木の開花であったり山の残雪の形であったり、自然と調和していたのが分かります。
田植えは6月に入ってからで、山吹やウツギが咲くのを目安にしていたと聞いた記憶があります。
また、当地域では機織りものが盛んだったことから「ろくろうえん(6月16日で機休み)」では代掻き道具にケタ(織機にもケタがある)の部分があるため代掻きを休み田植えをしていたようです。
さて、コロナ感染の影響からどろんこキッズスクールでもカリキュラムの中止が相次ぎ、スタッフは対応に追われてきました。
集まらなくても農業を実感してもらえる手法として、各家庭でバケツで稲を育てるバケツ稲を行っています。
今年は、私もバケツ稲を一緒に育てることになり、自宅にバケツ稲を一つ持ち帰り庭で育てています。
バケツの中の2株は、田んぼの苗と見え方が全く違い、戸惑っています。
水温上昇が早かったり、水の入れ替えタイミングは?
広い田んぼはある意味自然が環境制御をしてくれますが、マクロなバケツ稲は全部自分で管理する難しさがあります。
今まで気づかなかったものが見えるかもしれませんね。