12月中旬に大雪の被害が発生しました。
今回の大雪は、柏崎市から長岡市の国道8号線と小千谷市から長岡市の国道17号線の主要幹線道路で車の立ち往生が発生。18日の大雪を起因に、19日の発生から21日の全面開通まで3日かかり、その間物流が停滞しました。
また、佐渡市をはじめ各地で倒木等で停電が発生、この停電も断線箇所が数多くあり復旧に手間取りました。
佐渡市の一部では先日ようやく復旧しましたね。
物流もさることながら、電気の重要性を再認識したところです。
県内の事例では、畜舎が停電し自動給餌や暖房が止まってしまい家畜の世話に四苦八苦したようです。
新潟県は雪国と言われていますが、今回の被災箇所は平野部が中心で、高速道路の通行止めを含め、除雪体制が再検討される模様です。
当地は豪雪地帯なのですが、12月29日現在アメダス十日町(小泉)では積雪43cmと平年並みで、年末を控えスキー場ではもう少し雪がほしいところで、欲しい所に降れば良いのにな~、と上手くいかないものですね。
皆さん、今年を振り返っていかがだったでしょうか。
私の感想は、先ずは衝撃的でいまだ継続しているロシアのウクライナ侵攻。これにより世界が分断されたことと、コロナ禍で混乱していた経済がさらに混迷を深め、食糧・石油・原材料を輸入に依存している日本の脆弱性が浮き彫りとなり、参議院議員選挙で各党こぞって食糧安全保障を訴えたのは今更の感があります。
JAグループが一貫して掲げてきた、食糧安全保障の正当性が証明されたと思います。
米を巡る情勢は、全国的な主食用米からの転換が進み需給は均衡する見通しですが、来年6月末民間在庫見通しは192~198万トンと目標である180万トンよりまだ多くなります。従って来年度の生産量も本年と同程度となることが望ましいと考えます。
畜産は、牛肉では高級牛肉の需要回復が遅れていますが、輸入価格も上昇しており、相対的に価格は安定しています。
豚肉と鶏肉は好調で推移しています。
酪農は、需要低迷が続いていて、加工乳(脱脂粉乳・チーズ・バター)の在庫も増えており減産が必要です。ただ、飼料価格高騰の影響で、ほとんどの酪農家が赤字経営に陥り離農・廃業が問題となっています。各種対策も打たれていますが、需要の回復が無ければ厳し状態が続くと思われます。
当JA管内では、主力であるコシヒカリの仮渡し価格を需給調整により引き上げることが出来ました。ご協力ありがとうございました。
園芸では、ネギの共同選果場として米倉庫の改修を行い、目標額6,000万円に一歩届きませんでしたが5,600万円をあげることができ、来年は栽培者数・栽培面積も増加する予定です。
園芸振興基金の効果が出てきたと、ありがたく思っています。
久しぶりの投稿となってしまい、申し訳ございませんでした。
最後に、来年が明るい年となりますように御祈念申し上げます。